
日本模擬国連 神戸研究会
JAPAN MODEL UNITED NATIONS KOBE BRANCH
模擬国連の流れ
1.アプライ(参加申し込み)
模擬国連会議に参加する場合、まず最初に会議への参加の申し込みを行いましょう。
会議開催の告知は、Twitterや、各研究会などで行われることがほとんどです。
ほぼすべての場合において、会議開催の告知とともに、会議開催の日時や会議へ向けた勉強会のスケジュールなどが
公表されますので、忘れずに確認しておくとよいでしょう。
また、参加希望者があまりにも多い場合は抽選によって参加できない場合もあります。
2.会議準備
この段階は一般的に「リサーチ」と呼称されています。
会議への参加申し込みが完了し、会議への参加が決まると、メールやLineやDiscord、Slack等の連絡手段で、
会議参加者の一覧や、貴方が担当する国家、議題についての解説(BackGround)、会議細則(会議におけるルール)などが
会議運営メンバー(フロント)から配布されます。リサーチは、これらの運営メンバーから配布される資料に加え、
自分で検索などを用いて探した資料を基に行います。また、多くの会議では各参加者のリサーチをを補助するために勉強会が開かれることがあります。勉強会の内容なども活用してリサーチをすすめましょう。
会議によってどのようなリサーチをする必要があるかは変わってきますが、おおむね以下の内容を事前に調べたり考えたりしてから会議へ望みます。
①議題及び会議についての基本的な事項への理解(議題理解)
②その会議において自分が担当する国が達成すべき事柄(自国理解・国益設定)
③予想される他国の達成すべき事柄と、それらを達成するための行動(他国理解)
④自国の主張の理論的な説明、及び予想される反論と、それへの回答(ロジック)
⑤会議当日にどのように行動をするかの計画(会議戦略)
会議当日以前の決められた期間内のみ、メッセージなどで他の参加者と交渉や意見交換などを行える場合もあります。
3.会議当日
2の会議準備を経て、実際に交渉を行うフェーズです。このフェーズは、実際に会議室などに集まって行う場合もあれば、新型感染症対策の観点などからZoomやMicrosoft Teamsなどを用いてオンライン上で行う場合もあります。会議によってスケジュールは変わってきますが、基本的な流れとしては、一番最初に開会宣言&出欠確認を行った後、各国のスピーチと、散会や着席での交渉の二つを繰り返し、提出締め切りまでに決議案を作成し、投票にかける...という流れをとります。
交渉において話されることは、議題における争点や、決議案の内容についての他に、そもそもの議論の進め方、つまり、どのような時間配分で議論を進めていくのか、どのような投票手順をもって決議案を採択するのかなども含みます。
ちなみに、会議の多くはドレスコードとして、スーツか自分の担当する国家の民族衣装を着ることが決まっています。
4.レビュー
会議当日における交渉が終わった後、希望する参加者とフロントが集まり、会議での行動や発言などについて俯瞰的な視点から見直し、検討をする、レビューが行われます。このレビューでは、会議中の他の国の動きについての説明などがある場合が多く、今後の会議準備や会議での行動の参考になります。また、レビュー終了後にはFun DRという、
会議全体を振り返って作成された文章などが配布されることもあります。
レビューの終了をもって、会議は全て終了です。お疲れさまでした!